お役立ち情報
2019.11.11
人事お役立ちサービス 04
多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会をつくる
株式会社DS&C シニアマネージャー 大野直子さん/広報担当 飯村幸恵さん

株式会社DS&C
1952年に印刷会社として創業した株式会社大伸社。事業が多角化する中で、各事業分野に特化し、サービスの向上を図るため2014年に6社の事業会社に分社しました。なかでも、間接部門を担う株式会社DS&Cでは、グループ全体に提供しているシェアードサービスのノウハウや研修実績を活かし、グループ以外の顧客開拓に注力しています。多様性が求められる今の時代、まさに「個性を活かす、強みを伸ばす」研修を多数実施し、注目を集める同社の研修講師である大野さんと飯村さんに、お話しをお聞きしてきました。
“会社員”が講師。DS&Cの研修の特徴は?
――研修講師としてご活躍ですが、これまでのキャリアをお教えください。
大野:私はもともと営業担当のサポートをする営業事務職として勤務していました。その後管理部門に異動し、経理の仕事をしていたのですが、気づいたら人事も兼務するようになり、グループ内の研修担当も行うようになりました。
飯村:私も大野と同じく、入社当初は派遣社員として秘書業務をしていたのですが、事業が多角化していくなかで、やらなければならないこともどんどん増えてきたと言いますか…、いまは広報担当をはじめとした複数の仕事をこなしつつ、研修事業にも携わっています。
――分社化で変わったことはありますか。
大野:大きく変わったのはプロとしての意識を持つようになったことですね。これまで社内からの依頼、相談として受けてきたタスクにもお金が発生する以上、質の高いサービスの提供と、よりレベルの高い課題解決の提案をしなければなりません。社名の由来も“D=大伸社 S=サービス C=コンサルティング”。社名に恥じない仕事をするように心がけており、私自身もいい緊張感の中、仕事できていると思います。
――その中で研修事業も生まれたそうですね。
大野:そうなんです。当社はもともと管理部門ということで、グループ外のお客様を持っておらず、ゼロから開拓していかなければなりませんでした。そこで、これまでの私たちの強みを活かした事業は何かと考え、研修事業に参入したのです。
飯村:当社の研修の1番の特長は、講師が“会社員”というところです。自分たちも研修だけに専念しているわけではなく、1人の会社員として他の仕事もしているので、お客様の抱えていらっしゃる課題も肌感覚でわかります。同じ目線で話ができることは強みだと感じます。
大野:同じ目線で話ができるからこそ、参加者の状況を把握したうえで課題に即したアプローチができます。研修と言えばカリキュラムに沿って学ぶ講義形式で実施されるものがほとんどかと思いますが、当社の研修に台本はございません。参加者とともに考え、ともに課題解決の糸口をつかめるように取り組んでいます。