お役立ち情報
2020.08.03
人事お役立ちサービス 16
求職者が知りたい情報を伝える「採用オウンドメディア」
未知株式会社 代表取締役社長 下方彩純さん

未知株式会社
2017年創業。代表の下方さんが、営業職にも関わらず1年半で30万円の売上しか作ることができなかった部下と出会ったことが創業のきっかけ。「これまでの教育方針を見直し、本気で寄り添った結果、半年で営業リーダーになり、さらに1年後にはヘッドハンティングされ年収が3倍になったんです」。その経験から、「世の中にできない人なんていない」と考え、社会で力を発揮できていない様々な人材が活躍できる舞台を提供し、【世のポテンシャルを飛躍させる】ために日々邁進中。
「ファンマーケティング」とは?
――御社の具体的な事業について教えてください。
事業としては、コンテンツマーケティングと言われる領域をメインに取り組んでおり、自らの事業領域を【ファンマーケティング】と呼んでいます。このサイトをご覧の方は人事担当や大学のキャリアセンターの方が多いと思いますので、まずマーケティングについて簡単に説明いたします。マーケティングとは、一言でいうと「企業の商品やサービスのイメージをよく見せ、売れる仕組みを作る一連の活動」で、具体的には、お客様に商品のことを「認知」していただくために広告・宣伝を行ったり、商品に「興味・関心」をもっていただくために様々なメディアで情報を発信したりと、その活動は多岐にわたります。そのなかでも、コンテンツマーケティングは、読者にとって価値のあるコンテンツの発信を通して見込み顧客を獲得することをめざす一連のマーケティング手法をさします。
――日本では最近導入された考え方なんですね。
コンテンツマーケティングは、アメリカでは2000年ごろから導入されていた考え方ですが、ようやく日本でもこの考え方が浸透するようになりました。日本では、SEO(検索エンジン最適化)対策として、特定の検索ワードで上位表示されることを目指して取り組むケースが多く、弊社ではこれを【コンテンツSEO】と呼んでいます。例えば、ワインの需要を掘り起こすため、「はじめてのワインの飲み方」をテーマにしたコンテンツサイトを作成し、「ワイン」で検索したときに上位に表示させることを目指します。ちなみに、こういった自社のコンテンツサイトのことを、「オウンドメディア」と呼びます。
一方でアメリカでは、上位表示だけでなくオウンドメディアにアクセスしてくださった方に、何度もページを見にきてもらい、最終的にはその企業の「ファン」になっていただくといったことを目指す取り組みを指します。つまり、SEO記事で集客するだけでなく、サイトに来訪された方にその企業やサービスの魅力を伝える記事も加えて掲載することによって、ファンになっていただくことが最終目的としているということです。弊社では、アメリカ流のコンテンツマーケティングに取り組んでおり、ただアクセス数を増やすだけではなく、お客様の魅力を徹底的に可視化し、PRコンテンツに落とし込むためのノウハウを多数蓄積しています。そういった実績を基に、企業や商品の魅力を発信することで、結果として売上UPに繋がるサイト作りを提案しています。これらを、日本でのコンテンツマーケティング(=コンテンツSEO)と混同しないように、【ファンマーケティング】と呼んでいます。
――ただ「上位表示させる」だけでなく、ページ訪問後にもこだわっているのですね。
前職時代から10年ほどこの事業に取り組む中で、この【ファンマーケティング】のノウハウをそのまま採用活動に応用できるのではないかと思い、新たに【採用オウンドメディア事業】を立ち上げました。採用オウンドメディアを作ることは、企業の採用活動だけでなく優秀な社員のロイヤリティ向上等、様々なメリットがあります。