特集
2022.05.23
キャリアセンター訪問 34
「楽しい生き方」を実践する力を育み、高評価を獲得した手厚いキャリア・就職支援。
大阪商業大学 キャリアサポート室 リーダー 須山拓也さん

大阪商業大学
1928(昭和3)年に大阪商業大学は誕生しました。同校では創立当初から変わらぬ建学の精神である「世に役立つ人物の養成」を具現化すべく、「思いやりと礼節」「基礎的実学」「柔軟な思考力」「楽しい生き方」を4つの柱として解釈しています。なかでも最も同校の特色を表しているのが「楽しい生き方」で、本当の意味で世に役立つ人は、自分が幸せでなければいけないという考えがこめられています。困難の中、失敗しても、チャレンジする気持ちを持ち続け、プラス思考で楽しく取り組める人が人生の勝者であるとし、この「人生を楽しく生きる」精神を身に付け、社会全般で広く活躍する卒業生を数多く輩出してきた伝統校として知られています。
今回は同校のOBで、キャリアサポート室で後輩の就職支援に携わって6年目を迎えられた、キャリアサポート室の須山リーダーに、同校独自の取り組み等についてお聞きしました。
学生一人ひとりの挑戦する気持ちを全力で支援。
――須山さんは大阪商業大学のご卒業生でいらっしゃいますが、貴学の校風や学生気質についてお教えください。
部活動が盛んで、中学・高校からスポーツをやっている学生が多いためか、素直で人情味に溢れた、情熱的なタイプが多いですね。勉強一辺倒でなく、スポーツを通じてしっかりと人間性を培っているためか、社会に出てから目覚ましい活躍を遂げる活躍する卒業生が多いと、企業の皆様からよくお聞きします。
――そうした卒業生の活躍の源泉になっているのが、建学の精神、そしてそれを支える4つの柱ですね。
本学では建学の精神である「世に役立つ人物の育成」を使命とし、大学教育70年超の長きにわたり、「実学教育の実践」に力を注いできました。そして建学の精神を支える4つの柱の中でも、特に注目されるのは「楽しい生き方」という項目です。これは本学学長の言葉でもあるのですが、昨今では勉強も遊びもすべて受身という学生が多い中で、自分から新しいことに挑戦し、学んでいくことが一番重要で、「やるかやらないか迷ったら、必ず『やる』ほうを選んでほしい」と、入学式や卒業式といった節目の際には必ず伝えるようにしています。もちろん失敗することもあるでしょうが、そのほうが結果的に得るものが多くなり、卒業後にはひと回り大きな人間、「楽しい生き方」を自己実現できる人間に成長することができます。本学では今後も、正課の授業だけでなく、正課外の様々な活動、そして我々が実施しているキャリアサポートといったあらゆる面から学生一人ひとりの挑戦する気持ちを、これからも全力で支援してまいります。