特集
2022.03.28
「ガクチカ」最前線! 32
海外エンジニアと通訳なしで話せる、英語力も技術力も備わったエンジニアになりたい。
福岡工業大学 工学部知能機械工学科3年 原田元気さん

福岡工業大学 工学部知能機械工学科3年 原田元気さん
「For all the students~すべての学生生徒のために~」という経営理念のもと、全ての教職員が協働し、常に学生・生徒のことを第一に考え、スピード感と実効性を伴った学園改革を推進し続けている福岡工業大学。「自律的に考え、行動し、様々な分野で創造性を発揮できるような実践型人材」の育成のために、正課授業では教養、専門知識、専門スキルに加えて、初年次から「志向する力」「共働する力」「解決する力」「実践する力」を修得させています。また学修形態でも授業の約80%でアクティブラーニング(AL)型学修を展開しており、「主体的な学修体験」「実践する力」の修得、「生涯学び続ける力」の醸成を目指しています。
今回は、実践型人材として成長した2名の福工大生、それぞれのガクチカをご紹介します。ここでは工学部知能機械工学科3年の原田元気さんのお話をご覧ください。
ここでなら自分がやりたい研究に没頭できそうだと考え、福工大へ進学を決意。
――原田さんが福岡工業大学に進学した理由についてお聞かせください。
ものづくりが得意だった祖父の影響もあり、私も小学校の頃に野球盤を自作する等、小さい頃から自分で何かを作り出すのが大好きでした。将来は工業大学に進学したくて工業高校に進学、いざ大学受験を、という時に福岡工業大学のオープンキャンパスに参加したのですが、施設の充実ぶりに圧倒されまして、ここでなら自分がやりたい研究に没頭できそうだと考え、進学を決意しました。
――工学部知能機械工学科ではどのようなことを学んでいらっしゃるのですか?
機械工学を学ぶ上で必須となる四力学(流体力学、機械力学、材料力学、熱力学)の修得を中心に、機械の動きを検知し制御する方法について学修・研究を行う知能機械制御工学や計測工学等を学んでいます。「知能機械」とはこれまでの「自動化」から進化し、機械に“人間に似た振る舞い”をさせる「自律化」を目指したもので、例えば自動ドアはセンサーによって人が近づいた際に自動的に開閉を繰り返すだけですが、自律ドアは不審者が近づいた際には開閉をストップするという判断を自らで行うようになります。これらの技術は、ロボットや人工衛星、自動車、エアコン、巨大なプラント等、様々な分野から期待されている研究領域です。