大胆な改組改編で、「学生の未来に責任を負う」体制をより強化。

東海大学 ユニバーシティビューロー キャリア就職担当 ゼネラルマネージャー 水島久光さん

より学生の近いところで自律分散的な運営ができるカレッジ制を導入。

 

――貴校では建学80周年にあたる2022年4月に向けて全学的な改組改編「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」に取り組んでおられますが、それに先駆け、事務組織の改編を実施されたとお聞きしております。

これまでと大きく異なるのが、従来の学部学科を分野毎にまとめた「カレッジ制」を導入するという点です。本学で最も規模の大きい湘南キャンパスは「ヒューマンソサエティカレッジ(文学部、文化社会学部)」や「エンジニアリングカレッジ(工学部)」、「サイエンステクノロジーカレッジ(建築都市学部、理学部、情報理工学部」等の5カレッジになり、この他東京キャンパスは「グローバルシチズンカレッジ」に、また医学部と札幌、静岡、熊本キャンパスはそれぞれ1つのカレッジとなり、計10カレッジに再編されます。事務組織としては各カレッジに置かれる「カレッジオフィス」が、教育・研究支援やキャリア就職、入試、留学、広報等のあらゆる業務を横断的に手掛けることになります。

従来の体制ですと、学生は成績や単位については教務課へ、学費の相談は事務部へ、そして就職活動に関してはキャリア就職センターへといったように、用件毎に異なる窓口を訪れる必要がありましたが、カレッジオフィスでは大学生活におけるあらゆるサービスをワンストップで受けられることになり、学生の利便性を高めることができます。

 

――それにより貴校のキャリア・就職支援はどのように変化するのでしょうか?

まずこれまで本学のキャリア・就職支援を統括していたキャリア就職センターを発展的に解消し、学長・副学長や分野担当責任者で構成されるユニバーシティビューロー(高等教育運営本部)が基本政策の立案と統括を行い、その下で大学全体の連絡・調整業務を担当する「ビーワンオフィス」と連携しながら、各カレッジオフィスが学生や地域のニーズを反映した、より細やかなキャリア・就職支援を実施していきます。

今回の組織改編の狙いのひとつとして、教職員がより一層協力し合い、誰もが学生のキャリア形成に関わり、支援していける体制を構築するという点が挙げられます。本学は創立以来、「学生の就職支援も教育の一環」という精神のもとに学生のキャリア・就職支援を行っておりますが、万全といえる状況はありませんでした。新たなカレッジ制ではオフィスのキャリア就職担当は、教学系・事務系等といった複数の業務を担当し、学生支援に関わる幅広い役割を担うことになります。就活の時だけ接点を持つのではなく、正課、正課外の様々なシーンで学生とコミュニケーションを図り、そして学生の将来にコミットするという意識を改めて全職員、そして全教員に浸透させるために、より学生の近いところで自律分散的な運営ができるカレッジ制が大いに機能してくれるのではと期待しています。


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