特集
2021.09.21
注目企業の人事インタビュー 30
国内1,000店、そして海外進出実現のために、成長意欲の高い人材採用を。
株式会社王将フードサービス 採用教育部 採用教育課 大川修次さん

株式会社王将フードサービス
1967(昭和42)年に京都・四条大宮に第1号店を出店以来、「美味しい料理を、リーズナブルな価格で、お腹いっぱい食べて、幸せになってほしい」という創業の精神を原点に発展を遂げてきた王将フードサービス。まだ外食することが珍しかった昭和の時代から、ありとあらゆる食が自宅に届けられるのが当たり前になった令和の時代に至るまで、多様化するお客様のライフスタイルに寄り添ってきた同社は、現在では北海道から九州まで全国に734店(2021年3月31日現在)を展開するまでに発展しています。新型コロナウイルスの影響で多くの外食チェーンが売上減に苦しむ中、テイクアウトの強化、デリバリーサービスの導入店舗拡大、スマホアプリを活用した販売促進の強化等の施策を進めた結果、今年度の第1四半期の業績はコロナ前の前々年度水準まで回復しており、次は1,000店舗を目標とし、さらなる進化に挑み続けています。
また同社では「『人』がすべての価値を作り出す企業」として、お客様と直接ふれあいながら常に創意工夫を凝らし、豊かな感性で調理やサービスの質の向上を実現できる社員の採用・育成を目指しています。今回は同社の採用教育部の大川さんに、王将フードサービスの採用、そして人材育成に対する想いについてお伺いしました。
王将フードサービスは、「『人』がすべての価値を創り出す企業」
――貴社では創業以来、「食を通じて、世の中の人々に幸せを感じていただく」ことを社会的使命とし、全社で取り組んでこられています。
「食べる」ことは私たちが生きていくために欠かすことができない根源的な行為です。また美味しい食事は、全ての方に笑顔をもたらし、心を満たすことができます。私たちは創業間もない頃から「早く、おいしく、安く」を営業方針に掲げ、また経営理念として「お客様から『褒められる店』を創ろう!」を合言葉に、ホスピタリティ溢れるサービスにより快適な食空間を創出し、美味しい料理をリーズナブルな価格でご提供してきました。
――経営理念の実現に向けて大切にされているのが、「『人』がすべての価値を創り出す企業」という考えですね。
王将で働くスタッフはお客様のために何ができるかを常に考え、人にしかない、人ならではの温かみあふれる味とメニュー、サービスを追求しており、それが当社のビジネスの原点となっています。料理においては店内での手作り調理にこだわり、お客様に熱々、出来立ての美味しい料理を食べていただきたい。そのためにも、人材育成に大変力を入れております。京都本社に開設した「王将調理道場」では、より高い調理技術の習得、そしてより美味しい調理をお客様にご提供できるよう、研鑽に努めています。コロナ禍の現在はオンラインで研修を開催することにより、より多くの社員が受講することができています。この環境をチャンスと捉えてさらなる調理技術の向上を目指し日々研鑽し続けています。また手作り調理は、心を込めた出来立ての料理をご提供できることや、「少し量を減らしてほしい」といったご要望に柔軟に対応できるといったメリットに加え、社会問題になっている食品ロスを減らすこともできます。さらに看板商品である餃子の主要食材はすべて国産にする等、安心、安全、そして日本の農業を支えるという持続可能性を追求した事業展開を行っています。