就職・キャリア支援においても学生の自立心、自ら考える力の伸長を重視。

同志社大学 キャリアセンターキャリア支援課 キャリア支援係長(今出川) 中本雅和さん

同志社教育の神髄を大切にし、学生が自ら答えにたどり着けるように支援。

 

――同志社大学といえば、創立者である新島襄の言葉、また新島がもたらしたキリスト教主義に基づく教育方針を150年近く経った今でも大切にしていることで知られています。

1888(明治21)年に新島襄は20を超える新聞、雑誌に「同社社大学設立の旨意」を公表し、大学設立への協力を呼びかけているのですが、この旨意は毎年、入学式で一部朗読されており、記憶されている卒業生の方も多いと思います。この中で新島は「一国を維持するは、決して二、三、英雄の力にあらず。実に一国を組織する教育あり、智識あり、品行ある人民の力に拠らざるべからず。これらの人民は一国の良心とも謂うべき人々なり。而して吾人は即ち、この一国の良心とも謂うべき人々を養成せんと欲す」と記しております。知・徳・体を兼ね備えた全人格教育、また人は宗教的教育により「良心」を育み、ようやく「人間」となる、という彼の信念を受け継ぎ、本学では「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を教育理念とする「良心教育」を実践しています。「キリスト教主義」では他者への愛情を学び、「自由主義」では自分で考え行動する自立心を涵養し、「国際主義」では国境の垣根を越えて様々な人とつながることで広い視野を養う、これらを併せ持つ人物を育成・輩出してきたのが本学の歴史であり、特に我々キャリアセンターはこの同志社教育の神髄を決して忘れることなく学生を支援していきたいと考えています。

 

――就職・キャリア支援のご方針としては「一人ひとりの人生設計を視野に入れた、計画的できめ細かい支援体制」としておられます。

「自分で考え行動する自立心」を涵養することを大切にしていると申しましたが、本学では就職・キャリア支援においても学生の自立心、自ら考える力の伸長を何より重視しており、例えばES(エントリーシート)の添削を依頼されても、簡単に答えを与えるような指導は一切していません。我々職員はあくまでもアドバイス、気づきにつながるきっかけを与えるまでにとどめ、学生が自ら答えにたどり着けるようにしています。そうすることで、社会に出てからも自立して行動できる力を身につけることができるでしょうし、それが社会と大学・学生との接点を創出する我々キャリアセンターの責務であると考えています。


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