特集
2021.01.25
「ガクチカ」最前線! 16
周りから認められるような言動ができる、しっかりとした人間になりたい。
甲南大学体育会女子陸上競技部 中原みなみさん

甲南大学体育会女子陸上競技部
https://www.konan-u.ac.jp/club/w-track-field/
甲南大学体育会女子陸上競技部は選手31名、マネージャー2名、学連員1名の計34名が所属しており、全国大会でも数々の好成績を収めている名門クラブです。練習拠点である六甲アイランド総合体育施設にはナイター照明も備えた400mトラックがあり、恵まれた環境の中で選手たちは互いに切磋琢磨しながら自身の記録更新に日々挑み続けています。今回は同部の主将であり、2020年10月23日(金)に開催された第97回関西学生陸上競技対校選手権大会の女子400mハードルで見事優勝を飾った中原みなみさん(経営学部4年)に、競技にかけた想い、そしてこれから社会人になる意気込み等についてお聞きしました。
夢を叶えるには甲南しかないと思い、第一志望に。
――陸上競技は何歳頃から始めたのですか?
小学校6年生からですので、10年以上になりますね。中学校で先生から勧められて100mハードルに取り組むようになり、高校1年までやっていたのですが、なかなか良い記録が出なかったんです。その時に4×400mリレーに出場する機会があり、走ってみるととても楽しくて、この距離に適性があるのではと考え、そこから400mハードルに打ち込むようになりました。
――では、甲南大学を選んだ理由についてお教えください。
陸上競技が強い大学で自分を成長させたいというのが一番の理由です。レベルの高い環境に身を置いて、常に周りから刺激をもらうことで自分をより強くすることができますし、またリレーで全国大会に出場したいという夢もありましたので、それを叶えるには甲南しかないと思い、第一志望でした。
――3年生の秋から主将という大役も担っていらっしゃいますね。
今年は特に新型コロナウィルスの影響で集まって練習できない期間もあり、チームをまとめるのが難しかったですね。3月から5月まで練習施設が使えず、個人練習しかできませんでしたし、ハードルが飛べない期間もかなり長かったので、再開後にうまく飛べるのか、少し怖かったですね。大会の日程も大きく変更になりましたし、調整面でもとても苦労しました。
――ですが9月に開催された第89回日本学生陸上競技対校選手権大会では自己ベストを更新、全国で5位という好成績を収められています。
4年間の集大成として想いが強い大会でもあったので、とても嬉しかったですね。実はこの大会で自己ベスト(58秒90)を出すまで、高校時代の記録を上回ることすらできていなかったんです。大学に入って約3年半でようやく過去の自分を超えることができて、努力はいつか報われるんだということを実感できましたし、陸上競技の面白さ、奥深さを改めて知ることができました。