特集
2020.11.24
「ガクチカ」最前線! 14
失敗することも貴重な経験なんだ、そう気付けたのが一番の財産です。
名城大学 社会連携センター PLAT

名城大学 社会連携センター PLAT
名城大学は「中部から世界へ 創造型実学の名城大学」というビジョンを掲げ、学びで得た知識を活かし、地域社会の課題を学生たちの力で解決するといった、より実践的な教育・研究を重視しています。社会連携センターPLATは、名城大学と社会の資源をつなぐことをミッションとし、主体的に学び続ける「実行力のある教養人」の育成、「学問の探求と理論の応用」を通した研究成果の教育と社会への還元、そして社会との「人的交流」を通した地域活性化への貢献を目指しており、「自分たちのアイデア、そして実践力でよりよい社会を創っていきたい」という想いを持った学生が自由に参加し、多様な方々とのつながりを持つことができる機会を創出しています。今回は社会連携センターPLATが開催する様々なプログラムに数多く参加している篠田早希さん(写真左/経済学部3年)と、松浦有祐さん(写真右/経営学部2年)に、活動にかける想いや、将来の展望等についてお聞きしました。
いろんなことを経験することで自身の幅が広がるのではと考え、参加。
――まずお二人が、社会連携センター PLATの取り組みに参加したきっかけをお聞かせください。
篠田:私は体育会弓道部に所属していて、1年生のころはPLATのことは全く知らなかったんです。ただ1年生の終わりころに漠然と「何か企画することに参加してみたい」と考えるようになり、その時はどうやればいいかわからずにそのままにしていたのですが、2年生の5月頃にPLATが開催していた「名城大学×(株)ジェイテクト」のアイデアソンの募集ポスターを見て、やってみようと思って参加しました。
弓道は団体戦で戦うのですが個人戦の色合いが強く、私自身も自分がやらなきゃという責任感から失敗を怖がる気持ちが強かったのですが、アイデアソンでは違う意見を言ったとしてもみんなから「いいね!」と言ってもらえ、失敗することも貴重な経験なんだと気付けたのがとても新鮮で魅力的に感じたんです。その楽しさに気付いてから、興味を持ったプロジェクトにはすべて参加していますので、約1年半の期間ですがもう数えきれないくらいになりますね。
松浦:私はもともと地方創生に関心があり、ゼミでも地域ベンチャーファイナンスやスタートアップによる地域活性化について学んでいます。社会連携センターPLATには、「MEIJO STARTUP CLUB」という、ビジネスプランコンテストへの挑戦や社会課題の解決を志すコミュニティがあり、私は入学後間もない頃にこのコミュニティの立ち上げを知りました。その時は正直、スタートアップと言われてもピンとこなかった部分もあるのですが、いろんなことを経験することで自身の幅が広がるのではと考え、参加しました。
現在は名古屋大学をはじめとする東海地区5大学による起業家育成プロジェクト「Tongali(トンガリ)」が主催する「Tongaliアイデアピッチコンテスト」の予選が10月31日(土)に開催されますので、それに向けて最終仕上げにかかっている状況です(取材日:2020年10月21日)。初めての挑戦で緊張すると思いますが、自信を持って発表できるよう、万全の準備をしたいと思います。