特集
2020.09.07
グローバル人材採用のススメ 13
重要なのは国籍ではなく人、多様性がよい仕事につながる。
株式会社シグマ・インターナショナル 代表取締役社長 竹内研二さん/採用ご担当 新井苑子さん

株式会社シグマ・インターナショナル
株式会社シグマ・インターナショナルは1988年の創業以来、30年以上にわたって蓄積した自社独自の技術とノウハウを駆使し、質の高いソフトウェアを設計・開発しています。お客様、エンドユーザー様のご要望を実現するために様々な事業領域に取り組んでおり、なかでも同社が設計・開発する検索システムは多くの企業の基幹システムや公共性の高いキオスク端末等で活用されており、私達の便利な生活を支えています。また近年ではAI・ビッグデータ解析や機械学習の導入支援や、大手テレビ局の開発実績で培ったノウハウを活かした動画解析システムの構築等、より難易度の高い事業にも積極的に取り組んでいます。約15年前からグローバル人材の採用・育成をスタートし、会社全体のさらなる技術力の向上を実現してきた同社の代表取締役社長の竹内さん(写真右)と採用ご担当の新井さん(写真左)に、採用の現状、そして今後の狙いについてお話をお伺いしてきました。
SEという仕事を楽しめるかどうか、が選考基準。

――20年4月は何名の方が入社されましたか?
竹内:1名の専門学校卒を含め、7名の方に入社いただきました。例年、入社して3か月間は、プログラミング言語であるJAVAの基本を学ぶ外部研修を全員が受講しており、今年に関しては自宅でオンラインを介して受講してもらっています。(取材日:2020年6月11日)
新井:男女比は男性2名、女性5名で、これに関してはどちらかに注力している、ということはなく結果として今年はこのような比率となっています。また当社はIT・システム関連企業ですので、理系出身者が多いと思われるかもしれませんが、今年は文系5名、文理・理系が2名と、文系のほうが多くなっています。
竹内:先ほど申し上げた入社後研修も含め、当社は教育・研修体制がかなり充実しており、入社するまで全く専門知識を有していない方でも、システム開発のプロフェッショナルとして第一線で活躍していただける体制を構築しています。
新井:入社後研修ではJAVAの基礎知識を学んでいただきますが、配属後のOJTでは実際の開発に使い他の言語も習得していただくことになります。仕事をしながら幅広い知識と技術を身に付けていくことで、まずはSE(システムエンジニア)として、そして将来はプロジェクトマネージャーとして当社を引っ張っていけるような存在に、成長していただければと期待しています。
――男女・文理は不問とのことですが、求める人物像はどのような方になりますか?
新井:SEという仕事を楽しめる方、これに尽きると思います。最近の若者であれば、学校の授業等でプログラミングの経験がある方が多いと思うのですが、やってみた時に楽しいと感じられたかどうかがポイントだと考えています。
竹内:私も昨年(2019年2月)に社長に就任するまではずっと現場で仕事をしてきましたが、システムが徐々に出来上がっていくのはやはり楽しいですし、それをお客様にお届けした際に「有難う」とか「使いやすいね」と言っていただけるだけで、次も頑張ろうという気持ちが湧き上がってくるんですね。仕事ですからもちろん辛いこともありますが、それも含めて楽しめる方であれば、きっといい仕事ができるのではないでしょうか。
新井:それともうひとつは「協調性」です。システムの設計・開発は1人ではなくチームで遂行していきますので、いい仕事を「みんなで」創っていくという意識がとても重要になってきます。