特集
2020.06.08
20代の就職・転職を考える 10
緊急事態宣言後の就職活動意識調査からみる、企業に求められることとは?
株式会社オフィスビギン 代表取締役 柳本周介さん

株式会社オフィスビギン
中小企業を対象とした「新卒採用代行サービス」を行う傍ら、若者の将来を輝けるものにする「将来塾」も運営している株式会社オフィスビギン。代表取締役の柳本さんには、昨年11月にも「人事の図書館」に登場いただき、企業と学生の双方を担当する立場だからこその視点で、就職活動のあり方をお話しいただきました。(https://jinji-library.jp/feature/850/)今回は、学情が緊急事態宣言を受けて、あさがくナビ会員を対象に実施した「緊急事態宣言後の就職活動意識調査」の結果をご覧いただき、学生や企業に対しての思いをお話しいただきました。
▼【<緊急調査>緊急事態宣言後の就職活動意識調査 2020年4月】は以下よりご覧いただけます。
不安を抱える学生が92.6%。

――緊急事態宣言発令を受け、就職活動に対して不安・危機感を感じると答えた学生が92.6%にのぼりました。学生を支援される立場の柳本さんの実感としては、いかがでしょうか。
本当に就活生の皆さん、たいへんな思いをされていますね。焦っている学生さんともよくお会いしています。(対策に関しては別項目でお応えいたします)
――調査では、「内定がもらえないのではないか」「スケジュール感が分からない」と答えた学生が多いという結果が出ました。実感としては、いかがでしょうか。
不安を抱く学生さんが多いですね。ただ実際は、内定がもらえない等、(一部の業界を除けば)そこまで極端に酷いことにはなっていません。
――こういった不安の声は、緊急事態宣言明けとなった今、変化の兆しは見られますか。
緊急事態宣言が明けてから、企業の採用活動が徐々に活発に行われるようになってきました。一部、オンライン面接から、感染症対策を講じつつ対面式(通常)の面接試験に戻す企業も出てきており、内定も出はじめています。