特集
2020.05.11
注目企業の人事インタビュー 11
学生とのコミュニケーションを重視し、自社に合う学生を見極める。
株式会社パロマ 総務人事部 人財採用統括室 室長 河井友香さん

株式会社パロマ
1911年の創業当時から「ガスを通じて、人々に貢献したい」という志を持ち、安全・安心で快適な生活の向上に努めてきた、株式会社パロマ。ガス機器の普及に伴う世の中の暮らしの向上、そしてそれを使っている人々の「笑顔」は世界共通だと考える同社は、国内のみならずアメリカ、オーストラリア、中国、ブラジルをはじめとする世界各地に生産拠点を構えるグローバル企業であり、「Paloma」は世界ブランドとして広く知られ、現地に合わせてローカライズされた製品力、そして技術開発力は世界各国で高い評価を受けています。ご自身もかつて開発担当として数々の製品を世に送り出し、現在は総務人事部で新卒・中途採用全般をご担当しておられる河井室長に、同社の新卒採用の方針について、詳しく伺ってきました。
普通の人々の「何でもない日々」を支えている。
――今回の取材で、社名である「Paloma」がスペイン語だと初めて知りました。
平和の象徴である「白い鳩」を意味するスペイン語になります。平和への願いと共に、鳩のように当社の製品、そして社員が日本中、そして世界中に大きく、広く羽ばたいていけるようにという想いを込めて、社名にしています。私も入社前まで知らなかったんですけどね(笑)。
――全国主要都市の地下鉄内看板「パロマ100枚看板プロジェクト」も好評ですね。
日本全国から公募した100通りの日常の写真を使った看板を100枚掲出し、「特別ではないけれど、大切な毎日」を支えるガス機器メーカーとしての当社の想いを伝えています。ガス機器は生活になくてはならない生活必需品にも関わらず、特に若い世代にとっては自分で選んだものではなく、生まれた時から当たり前にあるものですから、自宅にどんなガス機器がついていて、どこのメーカーか、知らない方も多いと思います。私達の製品が日本中、世界中のどこかで、今この瞬間も使われていて、普通の人々の「何でもない日々」を支えていることを、この看板を通じて一人でも多くの方に知っていただけると嬉しいですね。事実、合同企業説明会に来られた学生から「パロマという社名は知らないけど、看板は見たことがあるので興味を持ちました」と言ってもらったこともありますので、効果が出ているのかなという実感はあります。
――では、20年4月採用のご状況をお教えください。
技術系で14名、事務系で15名の方に新しく当社の家族に加わっていただきます。地域は東海圏だけでなく広く全国から募集しているのですが、採用活動は私を含めた本社人事が全てをカバーしていますので、人手が足りない時等は、現地の支店長にご協力いただき、対応しています。
――男女比はいかがでしょうか?
選考に関しては男女不問で性別に関係なく採用したいのですが、男性の応募のほうが多く、結果的に例年女性の方が少ないですね。ただ、現在募集を進めている21卒に関しては、もともと開発業務に従事していた私が実体験を交えながら「女性でもできるよ」と説明をするからでしょうか、特に技術系で女性の方が多く集まってくれていますので、うまく採用までつながるよう期待しています。