過去に囚われず、常にゼロベースで考えることが求められている。

小川珈琲株式会社 総合支援部 総務人事課 課長 弓指利武さん

「理念の共鳴」「情熱ある目標設定」「積極性×構想力」

 

――新たな採用パンフレットの作成にあたり、求める人物像の見直しをされたとお聞きしました。

これまでは「チャレンジ精神を持ち、主体的に行動ができる人」「ありたい姿に向かって学び、努力できる人」としていたのですが、抽象的で伝わりにくいのが理由の一つ、そして「チャレンジ精神」や「主体性」は、ほぼ全員がすでに有しているという前提で、学生と接するべきではないかと気づいたからです。実際、私がこれまで会ってきた多くの学生、若者は、個人差こそあれ 挑戦心や主体性を持ち、そして夢や目標を熱く語ってくれました。であれば我々はそれらを単に「求める」のではなく、いかに「引き出してあげられるか」を整理し提示することで、ミスマッチを少なくするとともに、入社後の成長をより促すことができるのではと考え、新たに策定しました。

 

――だからこそ、求める人物像は「3項目」ではなく「3段階」でお考えになられたそうですね。

まず我々が求職者に求めるのは「小川珈琲との共鳴」、企業理念、ビジョン実現への共感です。当社は「私達は珈琲職人として、本物の価値ある商品を創り、真心を持ってお届けする」を企業理念としています。例えば当社の営業は単に「コーヒー豆を買ってください」とは言わず、どうすればカフェやレストラン、スーパーといったお客様が繁盛するか、どうやってPRすれば売上増につながるかを一緒になって考え、提案することで、お客様に貢献し、選んでいただけるパートナーとなるべく、日々の仕事に取り組んでいます。 もちろん手間のかかることですし、売ることだけを考えれば、そこまでしなくてもよいのかもしれません。ですが全ては「本物の価値ある商品創り」のために、営業部門だけでなく全社員が一丸となって、それぞれの立場であらゆることにこだわっています。

 

――そうしたこだわりをより高い次元で実現するために、次の段階があるわけですね。

はい、次に私たちが求めるのが「情熱ある目標設定」ができ、実践できる人、そして最後が「構想力×積極性」を発揮し、次の時代に求められる価値の追求に向けて行動ができる人になります。情熱ある目標設定には企業理念の理解・共感が不可欠ですし、構想力や積極性を発揮してもらうには、自分自身、そしてチームの目標設定が必要です。そしてこれらは、これから入社してくる方だけでなく、全ての社員に求められる姿勢でもありますので、受け入れる側の既存社員への理解・浸透も図っていきたいと考えています。

次のページ:女性の活躍が、新たな価値創造実現のカギ。

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