特集
2020.02.17
注目企業の人事インタビュー 07
「エンジニアによるエンジニアのための会社」を実現するために。
メディアファイブ株式会社 取締役 管理本部長 河野活さん/採用・育成チーム 中島亜利紗さん

メディアファイブ株式会社
自らもITエンジニアとして活躍していた代表が、「こんな会社があったらいいなぁ」と考えていたことを実現したいと願い、1996年に設立されたメディアファイブ株式会社。ソフトウェアの受託開発事業をはじめ、ITエンジニアの人材提供や育成事業等を通じて、九州・福岡から最高のITサービスを提供している同社は、設立わずか10年で福岡証券取引所Q-Board市場に上場、翌年には東京営業所を新設する等、着実に事業を拡大し続けています。自社でITプロ育成スクールや保育園を有し、採用はもちろん、優秀な社員の育成と定着にも力を注いでいる同社の人事戦略について、取締役管理本部長の河野さん(写真右)と採用・育成チームの中島さん(写真左)にお話を伺いました。
文系・業界未経験でもプロになれる独自の仕組み。
――ITエンジニアと言えば理系出身者が多いという印象が強いですが、御社では文系出身者やIT未経験の方を採用するケースがほとんどだそうですね。
河野:ITエンジニアは基本、チームで開発業務等を行いますので、ITスキルよりも、仲間と円滑に業務を進めたり、お客様と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力のほうが実は重要なんです。当社は独自のカリキュラムで未経験でも短期間でITエンジニアのプロに育て上げる「ITプロ育成スクール」を自社で有しておりますので、技術はそこでしっかりと学ぶことができます。ですから、これまでITとは無縁の方でも、コミュニケーション能力さえしっかり身に付けている方であれば、一流のITエンジニアとして活躍することができるんです。
中島:当社のもう一つの特徴として、業界平均では1割程度と言われている女性比率が約4割にも上っていることです。ここ数年の新卒採用でも圧倒的に女性の方が多いですね。
河野:当社は別に理系出身者や男性を採用しない、というわけではありません。選考基準であるコミュニケーション能力の高い方を採用しようとした結果、たまたま文系出身者や女性が多くなった、というだけで、性別や専攻だけでなく、学歴や国籍等についても全く不問で採用活動を行っています。
中島:中卒・高卒の方も数多くいらっしゃいますし、アメリカやフランス、イギリス、中国、台湾出身の社員も現在活躍してくれています。様々なバックボーンを持った、多彩な人材が揃っているのが、当社の一番の強みだと思いますね。