ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

著者:ジム・コリンズ

1,435社から「偉大な企業」11社を選んで徹底分析

本書が米国で上梓されたのは2001年10月。著者コリンズにとっての初めてのベストセラー『ビジョナリー・カンパニー(Built to Last)』(1994年刊、ジェリー・ポラスとの共著)の出版から7年にわたる研究結果を注ぎ込んだ渾身作である。

前著が「時代を超えて生き残る企業」をテーマにしたのに対して、本書では、原書タイトル(Good to Great)が物語るように、数多ある「良い企業」が一握りの「偉大な企業」に飛躍するための条件を解き明かそうと試みている。

経営思想家としてのコリンズの真価は、その圧倒的なデータ分析力にある。本書では、第一段階としてフォーチュン誌の大企業ランキングに登場した企業を1965年までさかのぼり、調査対象として1,435社を選別したのち、厳格な基準をもとに株式運用成績を比較検討し、第二、第三、第四段階のふるいをかけて、ようやく「偉大な企業」となる11社を決定した。実名をあげると、アボット、サーキット・シティ、ファニーメイ、ジレット、キンバリー・クラーク、クローガー、ニューコア、フィリップ・モリス、ビットニー・ボウズ、ウォルグリーンズ、ウェルズ・ファーゴである(あくまでも20年前の時点で「偉大」だった企業なので、現在の読者は意外に感じるかもしれない)。

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